あがり症 克服

あがる人とあがらない人の違い

あがる人とあがらない人の違いは一体何なのでしょうか?あがる、あがらないといった状態は、脳内物質のノルアドレナリンとセロトニンの量が大きく関係していることが分かっています。まず、ノルアドレナリンですが、これは、覚醒や興奮に大きく関係している神経伝達物質です。


不安や恐怖を感じると、多量に分泌されるという特徴を持ちます。ノルアドレナリンは、交感神経を活性化させ、心拍数や血圧を高めるといった変化をひきおこします。そのため、あがった時は、心臓の鼓動が早くなったり汗をかくなどの変化がおこるのです。


セロトニンですが、これは、一秒間に2、3回の周期で、常に分泌されている物質です。そして、このセロトニンは、ノルアドレナリンの分泌を抑制する働きがあるのです。ノルアドレナリンによる交感神経や脳への作用が抑制され、あがりによって起こるさまざまな身体の変化も抑えられるのです。


あがりにくい人は、セロトニンの分泌が活発であるためノルアドレナリンの分泌を未然に抑制するので、あがらないと考えられます。逆に、あがりやすい人とは、セロトニンの分泌量が少ないためノルアドレナリンが多く分泌し、結果、あがってしまうのです。あがる人かあがらない人かの違いはこの差なのです。

 

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