あがり症とは
あがり症といっても、その症状はピンからキリまであります。恥ずかしがりやというレベルのものから、仕事に影響を及ぼすほどのレベルの症状もあるのです。あがり症は、はずかしがりやの人や、人間嫌いの人、すぐ顔が赤くなる人に多いという特徴があります。別名を「対人恐怖症」や「赤面恐怖症」という場合もあるようです。
あがり症の症状は、世界的に見ても日本人に多いそうです。それは日本人の多くに当てはまる「人に良く見られたい」という気持ちが関係しているのではないでしょうか?自分ひとりだけで生活するのなら、他人の目がどうであれ関係ありませんが、現在では、全く人と接触しないで生きていくということは困難です。
人と接すると、どうしても自分を良く見せようと思って見栄を張ったり、本来の自分以上のものを相手に見せようとして、自分自身で無理をしてしまう、つまり、自分で自分にプレッシャーをかける様になり、無意識にあがり症を生み出してしまうと考えられています。
あがり症というのは、思春期をピークに症状が現れるものだそうです。それ以降は徐々に改善されていくのが普通です。これは、人前に出るのが段々と馴れていくことや、自分自身で精神コントロールする方法が身に付いていくからだと考えられています。